備忘録

どうでもいいこと、けど忘れたくないこと

いわゆるツー・ファイブのこと

 

前回の記事で、カノン進行をカスタマイズするに当たって「ツー・ファイブ進行」を盛り込んでみたよ〜っていうやつありましたね。 

 



C - Bm7-5 E7 - Am - Gm7 C7 - F - Em A7 - Dm7 - G7 ...

 この動画はこんな感じの進行で、赤字下線部のところがツー・ファイブ進行を使った部分です。そのツーファイブって何やねんと思った方のために補足の記事です。

 

 まず「ツー・ファイブ進行」って言われるぐらいなんで、2と5にキモがあるわけです。トニックに対してルートが2度のコードから5度のコードにいく、っていう流れのことを指します。例えばキーがCメジャーだったとしたら、2度のコードはDm7、5度のコードはG7ですね。このDm7-G7の流れのこと。

 Dm7の代理コードにFがあります。F→Gと進行すると素直な感じに聞こえるとこを、Dm7に置き換えることでルートの動きがダイナミックになって、気持ちを揺さぶってくるわけですね。こういうダイナミックなコードの動きがある進行を「強進行」と言います。ツー・ファイブはこの強進行の一種なわけですね。これを使った進行として、2516進行があります。

Dm7 - G7 - CM7 - Am7

 これ結構ソロ練習とか、コードトーンを拾ったフレージングを考えるのに使えるのでおすすめです。

 さて、このツーファイブはジャズでよく使われると言われるのですが、実際僕はあんまり良く分かってません。というのも、こういった切なさを含んだコードやコード進行のパターンは、日本ポップスにガンガンぶっこまれてるので、特段新しい風に聞こえないんですよね。まあ使いようだと思いますけど。

 

 さて、上の動画をもう一度見返して、そのツー・ファイブをぶっこんだ箇所を解説します。

Bm7-5  E7 - Am

 上の動画の2小節目ぐらいで出てくるやつですね。「これがツーファイブ?」って感じですが、ラストのAmを1と見たてると、Bは2、Eは5にあたりますよね。すなわち、マイナーキーにおけるツー・ファイブ進行ってことです。Cメジャーキーで用いると、Bm7-5の独特の雰囲気からE7内にある黄昏のソ#に行き着くので非常にエモいです。エモいとか言っちゃった。

 このように、実はツー・ファイブっていうのは別にどこから始まってもよくて、そのあとに続くコードの着地点を1と見立てて2と5を当てはめるわけですね。

 そのあとも結局同じ。

Am - Gm7  C7 - F - Em  A7 - Dm7 - G - C ...

  これも、B♭が急に出てくるところがドラマティックに聞こえますが、Fを1と見立てればGは2、Cは5。赤い部分はDm7を1にするとEが2、Aが5になってるわけです。A7に入っているド#がちょっと浮遊感を与える役割。さらに下線になっている部分は、最後のCをゴールとして2と5になっていますよね。ぜーんぶツーファイブ!!

 

 そんなわけで、世の中ツーファイブだらけなんですよ。まじで。そんな僕の曲を最後に置いときますね。