備忘録

どうでもいいこと、けど忘れたくないこと

ライブハウスはラジオCMを打ってみてはどうだろう?

 この1週間ぐらい、通勤中にラジオを聴いています。ラジオ自体は高校時代から気が向いた時にちょくちょく聴いてたんですけど、iPodのライブラリがちょっと貧弱に感じてきて、新しい音楽も開拓したいな〜なんて思いながら。

 関西在住なので、僕はもっぱらFM802を聴いてるんですが、1週間ぐらい聴いてるうちに「意外とCMの時間て多いねんなぁ」ということ。1本だいたい20秒です。そこでふと思ったわけです。「ライブハウスが集客のためにラジオCMを打つのはどうかなぁ」と。思った瞬間につぶやいてました。夜勤明けでほぼ無意識に。

ライブハウスがラジオCMを打つメリット

①「ライブハウスのCM」はほとんどないので今なら目立つ

 以前もライブハウスとバンドの関係性の記事で、ライブハウス(=ハコ)とバンドを両極に据えて話を進めていく中で、「ライブハウスも集客努力しろよ、してないだろ」みたいなことを書いたんですけど、じゃあどうやったらいいのって述べてる人はあんまりいないなと思っていて。ググっても出てこなかったし。そう思うと、ライブハウスがCM出すっていうのは超具体的なアクションの提案だと思うんですよね。どうでしょう。今までほとんど誰もやってないみたいだし、アリだと思います。まあこれはいろんなところがCM打つようになったら変わって来ますけど。

②「ハコのお客さん」ができる

 FM局を聴いてる層っていうのは総じて音楽が好きだから、例えば週末のピックアップイベントとか、めっちゃ良いけどまだまだ知られてないなってアーティストの出演情報とかのCMを音源付きで作って、できれば平日毎日、朝夕夜の3回とかで流せたらめっちゃ集客効果あるんじゃないかなぁと思います。

 今ライブハウスの受付では99%「どのバンドさん見にこられたんですか?」と聞かれて、答えたバンドにチケット代がいく状況です。特定のバンドではなく「ラジオCM聴いて来ました」という人がいたら、それはハコの集客努力によって得られたお客さんだから、チケット代はまるまるハコの収益になる。そして、そういうお客さんに「ここ居心地いいなぁ」「また来たいなぁ」と思ってもらえれば、バンドに頼らずとも「ハコのお客さん」ていうのができていきます。ハコのお客さんが安定して増えて来たら、放っておいても売り上げは伸びていきます。もちろん、お客さんをキープする努力とか、サービスの向上は必要ですが。その辺も昔誰かがツイートしてたような。 

トイレをとにかく綺麗にしようって考えてるんですよ。トイレが綺麗なところは女の子が使いやすい。その女の子が彼氏とか連れて来て、結果的に顧客が増える。

  詠み人しらず。

③バンドへのチケットノルマが下がる

 ハコのお客さんができるということは、そのぶんの売り上げが支えになるので、バンドへのチケットノルマを少なくすることができます。バンドが必死こいてお客さんを呼ぶ必要もなくなるってことです。もちろんバンドも集客努力はすべきなので、「チケットノルマがなくなる」ということはないでしょうね。緩やかに減っていって、半分ぐらいになるんじゃないでしょうか。いずれにせよ減る方向で考えると、バンド的にはすごーく楽になります。金銭的なストレスが減ると、生活が破綻しにくくなって、いい曲を生み出すモチベーションも維持しやすいです。何より、ノルマが半分になったとしたら、単純に考えてハコとバンドが呼び込んだお客さんが半々ずついることになるので、バンドがファンを増やす機会が劇的に増えます。

 ハコのお客さんが一人でもファンになってくれたらもうけものです。バンド的には一つ売れたと思えるし、お客さんのハコへの信頼度が上がるんですよね。「こんないいバンド出演させてるんだ、また次もいいバンドに会えるかな」ってな具合に。それも「ハコのお客さん」を獲得することにつながる。好循環を生み出してるわけですね。

 逆にチケットのノルマ数を減らさないこともできます。その場合はチケット代を下げるべきですが。1人あたりの負担額が減る方が動員という点では見込みやすくなるでしょうね。

フロア内でCMを作っているライブハウスもある

 6月に南堀江knaveに行った時、オープンとスタートの間はずっとピックアップイベントのCMが流れてたんですよ。「バンド名、バンド名、バンド名、強烈なスリーマンが実現!6月某日開催!」みたいな。だいたいのハコだとうっすらした洋楽をBGMとして流してるのに、ここは珍しいな〜と思ってたんです。あの時は無料ライブだったから、言ってみりゃknaveに来た人にまたリピーターとして来てもらうっていう狙いがあったのかな。knaveは良いハコだからそれも効果あるかなぁって感じですけど、ただやっぱ、「ライブハウスが遊び場の一つなんだ」ってことが広く認識されていくべきだと思うわけで。ショッピング、カラオケ、ボウリング、ゴハンがだいたい「遊ぶ」ってことのトップに来るとして、音楽が好きな人はその次にライブハウスって選択肢が来ても良いと思うんです。

実現可能なのか?

 ただここまで書いて、ふと「ラジオCMの広告料っていくらなんだ?」と疑問が湧いて調べてみたら、僕がよく聞くFM802でだいたい2万5000円〜5万円だそうな。振れ幅があるのは、おそらく聴取率によって枠の価値が変わって来るってことだと思うんですけど。1本流すだけなら案外安いものですね。これで20秒のCM枠1つ買えるってことなので、まず月全体のピックアップイベントを流すCMを週末の夜とかに流すだけでもちょっとは効果あると思います。まあ、費用対効果からいくとちょっと手を出しにくいかな〜ってとこではありますが。

まとめ

 まあいちばんのところはコスパ的な問題で、「ファースト・ペンギン」がいないからCMをうつライブハウスがどこにもないんだろうなって感じです。広告打つ金があったら機材よくするし、設備良くしたい、ってところがほとんどでしょうね。。

 でも、音楽への関わり方が色々変わって来ている今だし、先にも書きましたがライブハウスが「遊ぶところ」の選択肢にもっと挙がって欲しいなと思ってるので、是非とも長期的な投資だと思ってどこかやってくれないかなぁと思ってます。