備忘録

どうでもいいこと、けど忘れたくないこと

ルート弾きから脱却したいベーシストに贈る、はじめの4つのエッセンス

 こんにちは。

 僕は今バンドでギター弾いてるんですけど、大学生の時はサークル内でベースのパートも兼任してました。兼任ていうか、パートが空いてて弾いてほしいみたいなときにホイっと参加してた感じで。

 20歳ぐらいの時、同じ学年のベース担の間で「譜面通りにしか弾けないのがなんか面白くなくて。。」と言われて、それならと教えてたことを、ここで改めてお伝えしようと思います。理論なんかは知らなくても、リズムをしっかり感じ取れたら大丈夫なように解説して行きますので、どうぞベースを構えて読んでみてください。

 

①オクターブ

 まずご紹介するのはオクターブ。指板上では「弦が二つ上、フレットも二つ上」という覚えやすい位置関係にある音です。ルートをオモテ、オクターブをウラで交互に弾くというやつですね。ディスコ音楽なんかでよく使われます。

 フジファブリック「ダンス2000」

 サンボマスター「できっこないを やらなくちゃ」

 ポルノグラフィティ「ミュージック・アワー」

 B'z「BAD COMMUNICATION」

…などなど、その他にも頻出の奏法なので、ゼヒマスターしましょう。

  スラップでオクターブ奏法するとアタック感が増してむちゃくちゃカッコよくなっちゃいますね。でも場合によってはヘタに陽気な雰囲気になったりするので、使い所は慎重に。

 

②半音下からグリッサンド

 グリッサンドとは、弦を弾いたあと、その弦を押さえたまま素早くスライドして勢いを与える技法です。加えて、半音下からグリッサンドをするということは、例えば4弦5フレットのAを弾くのに、一瞬4弦4フレットを押さえてから5フレットにグイッと引き上げるということですが、やってみると、やってる以上の力で動いてるように感じます。Blankey JET City「SALINGER」のベースリフなんかはこれを繰り返していますね。

 半音の間を上下する音の動きはかなり不安定に聞こえるという特徴があり、聴き手にインパクトを与えます。バンドのベースとはあんまり関係ないけど、ベートーヴェン「エリーゼのために」のテーマになってるあの始まりは悲しさとか、怖さみたいのも含むフレーズですよね。ピンク・レディー「UFO」の冒頭のあの怪しげなフレーズも、半音ずつ3つの音を行き来しています。ORANGE RANGE「TWISTER」のリフのように、ハードな音色にするとおどろおどろしさを強調した感じになりますね。

 

③5度

 さて、「5度」とか言っていきなり理論ぽくなりましたが、難しいことはありません。このセンスは、3弦をルート弾きしているときにのみ有効だと思ってください。

 3弦でルートを弾くときに、リズムのウラにさりげなく4弦の同じフレットの音を弾いてまた戻って来てください。さりげなく。こうすると、ストレートなルート一発弾きに対してリズムの奥行きが出る感じになりますね。

 この「1弦下の同じフレットの音」が、いわゆる5度です。正確には下の完全5度とか言いますが、めんどくさいので5度って言います。「5度の音」は、例えばルート音が一枚の板だとしたら、そこに垂直に交差する板を組み付けて、ガッチリと強固にコード感を支える働きがあります。いわばコードの骨ですね。ベースさんがこの音を弾くことで、リズムとハーモニーの部分で分厚さを作り出すことができます。L'Arc〜en〜Ciel「叙情詩」のAメロやMr.Children「未来」でよく使われています。

 

④経過音

 最後は、経過音をご紹介します。経過音とは、その名の通りコードの変わり目で、コードとコードのちょうど間の音を通って行くように弾くことで、コード間をなめらかに繋いでる音です。たとえば、CからEmという進行の中で、コードの変わり目にDの音を挟むというような動きのことです。

 ベースさんが弾く場合には、いわばコードのルート音が変わって行くわけですから、使い方はこれも慎重に行きましょう。たとえば、1小節の中で8分音符の最後のひとつだけ経過音にするとなめらかにつないだように感じますが、2拍分、音符4つ弾くと「ここ大事な場面なのかなぁ」と聞き手に思わせるような響きになったりします。使い方はいろいろ。

まとめ 

 4つご紹介しました。「オクターブ」「半音下」「5度」「経過音」。楽曲に彩りを添えるために、ルート弾きからいくらか脱却しようかな?と思ったらこの記事を読み返して見てくれるといいです。ただ、ベースはやっぱりベース、低音をしっかり担うパートですので、使いすぎるとバンドメンバーから変な顔をされます。笑 教科書に書いてあることを、どんな場面でどうやって使って行くか?というところが、センスの現れになってくるでしょうね。