備忘録

どうでもいいこと、けど忘れたくないこと

My Happy Ending / Avril Lavigneを聴く

教師時代に紹介できなかった洋楽2つめ。

洋楽ってもちろん超名曲多いんですけど、中学校高校で使うとなると教育的に紹介できない曲が多いんですよね。

選考基準としては①10年ちょっとしか生きてない生徒でも分かりそうで、なおかつ、ビートルズなど使い古されてないようなアーティスト②歌詞中の単語が聞き取りやすい③生徒が口ずさみやすいメロディ④「fxxk」とか「sxxt」とか入ってない⑤入ってなくても歌詞の内容がクリーンかどうか…てな感じで、なかなかに苦労しました。笑

 

今回はアヴリル・ラヴィーンのMy Happy Endingという曲です。

この曲も「damn(クソッタレ)」とか入ってて「あーいい曲なのに」でハジいた覚えがあります。 

Under My Skin

Under My Skin

 

 

このCDが出たのが僕が中1の頃だと思うとなかなか思うところありますが、実際にちゃんと聴いたのは高校生の時です。My Happy Endingに関してはリードシングル曲で、MVも作られています。


Avril Lavigne - My Happy Ending

曲調とか、MVの感じとか、ていうかもうタイトルからしてわかる通り、男女が別れた時の歌ですね。

イントロでもう言ってますもん。

So much for my happy ending (私のハッピーエンドってそんなもん)

 そしてヴァーズの一言目が全てを物語る感じになってます。

Let's talk this over

実はこの一言にすでに二つのとりかたがあります。

一つは、「talk A over(Aについて相談する)」という語法でのとりかた。「このことについて話し合おう」という意味です。「このこと」は多分別れ話のことで、別れたくないからちゃんと話し合おう、とまだ希望を持ってる感じです。

もう一つは、overを「終わり」という名詞で捉えること。「こんな終わり方をしたことについてお話ししましょうか」という、恨み言とも思える言いかたを考えることができます。もう別れちゃったあとで思い出的に語ってる感じですね。

まあ、次の行で

It's not like we're dead(死んだわけじゃないんだから)

とあるので、「別れ際で引きとめようとしてる」という一つめの意味でしょうね。

その後もヴァーズ〜プリコーラス部分まで「こんな宙ぶらりんの気持ちで別れたくない!」ってことをつらつらと書いています。

そしてコーラス部

You were everything, everything that I wanted(あなたは私が欲しかった全てだった)

We were meant to be, supposed to be, but we lost it(私たち結ばれるはずだった、でもそれも失くなっちゃった)

All of our memories, so close to me, just fade away(私のそばにあった思い出は、ただ消えてってしまう)

All this time you were pretending(あなたはずっと演じてたんでしょ)

So much for my happy ending(私のハッピーエンドなんて、そんなもん)

 もう相手の男に気持ちがないんだ、じゃあアンタが私と付き合ってたのって何だったの?演技?っていうところの想いですね。

2コーラス目以降はまあまあスラングで元恋人をディスってます。それこそsxxtとか言って。「理解できないんだよタコ!」みたいな。

ブリッジ部分では、今更のように感謝の辞を述べます。明らかに嫌味で言ってますよね。

It's nice to know that you were there(あなたが居てくれたんだって分かっただけでもよかったよ)
Thanks for acting like you cared(わざわざ気にかけてくれたフリまでありがとう)
And making me feel like I was the only one(それから、私だけって気分にもさせてくれた)
It's nice to know we had it all(私たちできることはやったんだって分かっただけでもよかった)
Thanks for watching as I fall(私が落ち込むところまで見守ってくれて、どうもありがとう)
And letting me know we were done(それから、私たちもう終わったんだって、分からせてくれて…)

 読んでるとこの辺で涙腺崩壊ですね。

そして、歌詞カード上ではこのままコーラスの歌詞繰り返し〜となってるのですが、曲をよ〜く聴いてください。コーラスに入る時の静かになる一言目です。

「You were everything, everything...」という部分を、「He was everything, everything...」と歌っているのが聞こえましたか?

つまり、語りかけてる相手はもう、自分の目の前にはいないのです。関わることのない他人になってしまった。その切なさに鼻のダムも決壊しそうになります。

MVだとこのあたりでバンド演奏するシーンになるのですが、ほとんど苦笑い以上にならないアヴリルが本当に痛ましく映ります。

 

 

てな感じで、洋楽を聴くシリーズ第2弾でした。日本人の心の機微とは全然趣が違うのですが、洋楽も雰囲気だけじゃなくて歌詞を聴き込むと感じるものがあります。あと韻を踏むのがうまい。